綺麗な暖炉のある家

古くからの美しい街並みの広がる倉敷美観地区。
そのすぐ側に建つ邸宅です。

Coordination Theme

1Fのメインスペースはゆったりとしたラウンジルームです。
シックで落ち着いた静かな印象のお部屋にデザインしました。

ラウンジルームの中央に配した暖炉は構造柱を取り込んだもの。
違和感なくデザインに取り込み、程よくダイニングとリビングの空間を隔てています。
仕上げ材には上品で優しい印象のライムストーンを貼り、お部屋の色調を変えずに素材の違いで存在感を際立たせています。
上部には間接光を設け、グリーンをディスプレイ出来るように鉢用のスペースも設計しています。

ソファはアルフレックス社のオムニオ。レイアウトフリーのモジュラーソファです。
落ち着いた色のファブリックとレザーを程よくMIXしてリズム感をプラスしています。

エントランスからラウンジルームの床は、靴の履き替えは不要。
土足OKのタイル貼りにしています。
冬は床暖房で温かく、夏はひんやりとして気持ち良い。
外部用床タイルは愛犬たちが過ごすにも優しい素材です。

Gallery

(エントランスホール)
奥行のあるエントランスホールはやや明度を下げた落ち着き感のある色味で統一しています。
壁面に貼ったパイン無垢材がアクセントとなり、更に奥に連続するような印象をもたらしてくれています。
床に敷いた深い藍色が美しいラグはmuniのものです。
色相のコントラストが空間を彩ります。

(エントランスからダイニングを臨む)
床のタイル貼り、壁面の凹凸ない石目調クロスは全て低彩度のベージュで統一しています。
リビング側の天井材はウォールナット材リブ天井。
空間にアクセントと素材感を与えてくれます。
ダイニングスペースに置かれた椅子たち。
それぞれのデザインの違いがリズムを生み、華やかな印象です。
(ダイニングからエントランスホール)
アイキャッチとなる壁面には人物画アートをディスプレイ。
ブラケット照明とスツールと一体となりオブジェのようです。

(キッチン)
キッチンは2列型で配置し、作業同線を分割しています。
2つの天板は仕様を揃えてステンレス仕様に。
扉の面材はウォールナット。
キッチンとのコミュニケーションの空間としてダイニングテーブルを一体化させています。
ダイニングテーブルの天板はシーザーストーン。
壁面にオーブン等の家電をビルトインしてすっきりとした印象に。
コンロ前の壁面は柔らかな色の石目柄が美しいベージュ系の大判タイルです。

(ダイニング)
豊かな交流の場となるダイニングルーム。
ダイニングチェアはリッツウェルのマルセル。
後脚から背中にかけて流れるようなラインが特徴的な、柔らかく美しいチェアです。
ウォールナットの素材感が木の持つ温かさを生み出しています。
窓越しにみるグリーンウォールも瑞々しく美しい。

(エントランスホール)

エントランスにはフォーカルポイントとなるアートやドライフラワーなどを飾って頂いています。
お手製の花台やドライフラワーは心のこもった、優しく落ち着いた空間へと導いてくれているようです。
コンソールテーブルの代わりに置かれた愛着のある古い箪笥。
深みがあり素敵です。
季節小物や花々を四季折々にディスプレイし、空間に豊かな表情をもたらしてくれます。